【医師の転職理由3】多忙な毎日に疲れた…もっとQOLを高めたい

QOLを高めるための転職とは


医師の労働環境の過酷さは以前から指摘されてきました。
このような軽い表現では、もはや解決しないほど深刻な状況になっていると言った方が、現状を正しく表現できるのかもしれません。

そんな労働環境下で働くことに疲れた医師や、もう少しプライベートを充実させたいと考える医師の転職が急増しています。
いわゆる「QOL」を高めることに主眼を置いた医師の転職が増えているのです。

QOLとは、簡単に言ってしまえば、人生の質を向上させ、幸福を感じるような生き方をしようという考え方のこと
「クオリティ・オブ・ライフ」の略称であり、現在の日本の医師はこのQOLの概念を極端に欠いた働き方をしているため、転職によって人生の質の向上や余裕をもった生活を手に入れようと考える医師が増えています。

医師不足が騒がれる中でこのような考え方には批判の声も聞かれますが、医師の転職理由として「QOLの向上」は何の問題もないどころか、むしろ賞賛されるべきではないでしょうか

医師も人間であり、1人の人間として幸福を追求する権利があります。
仕事で身を粉にして働くことで幸福感を感じるのであればいいのですが、プライベートの時間を充実させ、より休みを確保することで医師としての仕事の質も上がると考えるのであれば、QOLを求めて転職することは非常に有意義なことであるはずです。

女性医師を取り巻く環境が変わりつつある医療業界


QOLとは真逆の人生を送ることの多い日本の医師たち。
これは医師不足であることと、医師は過酷で当たり前という社会通念が根強く存在していることが根本にあると考えます。
早くにこれを解消しなければ、医師の数は増えても、質の高い医療を受けられなくなるリスクが高まってしまうでしょう。

そして、この状況を打開するのはまさにQOLを求めて転職する医師が増えることなのではないでしょうか
特に女性医師は、積極的にこの考え方を元に転職先を決定すべきです。

結婚や出産、子育てなどによって現場を離れることの多い女性医師たち。
これは社会にとって大きな損失です。

しかし、さらに問題となるのは、医師が多忙を極める労働環境が継続することで、一度現場を離れた女性の医師が戻ることにためらいを持ってしまうこと
これこそ社会的損失でしょう。

こうした問題を解消するために、女性の医師に対しての待遇が改善しつつあります。
育児休暇も十分に確保できたり、託児所を設ける医療施設も増えてきました。

非常勤でも積極的に受け入れる病院が増えてきているため、これによってプライベートの時間を確保し余裕をもった生活が送れるようになることでQOLが高まり、医師不足を解消する一助となっていることは間違いありません
このような動機による医師の転職が増えれば、医師のプライベートや幸福の追求の権利を尊重する医療施設がさらに増え、現在の医療業界にはびこった悪しき慣習や状況が改善されると考えられます。