住宅改修の方法 6 寝室・居室
寝室は一日の疲れを取り十分な睡眠をとる、日常生活の拠点ともいうべき重要な部屋です。また寝たきりの状態で生活をされる方にとっては、なおさらです。快適な睡眠をとれることと、トイレや日中を多く過ごす部屋への移動がしやすくなるよう改善しましょう。
居室は、くつろぎのスペースとして日中の時間を多く過ごす場所であったり、家族や友人と楽しく団らんする場所でもあります。家族それぞれの生活形態や、どんな過ごし方を希望されるかによって住宅改修の方法も変わってきます。
- 家族が眼を離せない身体状況であるか、常時介助が必要な方の場合
- 基本的には寝室と介助者が日中多くいる部屋を隣接させる方がいいでしょう。緊急時に備えてインターホンやコールスイッチを設置しておくと安心です。
- 一人でいることが寂しくて、誰かと一緒にいる雰囲気が好きな方の場合
- 基本的には寝室と居間(家族が集う部屋)を隣接させて、部屋と部屋の間が引き分け戸などで広い開口が取れて一体感が持ちやすく、コミュニケーションがはかりやすい配置がいいでしょう。
- 自分の生活は誰にも侵されたくない、一人でいることを好む方の場合
- 寝室を家族の生活と切り離し、独立させる方がいいでしょう。他の家族の生活音で眠れないような事がないように、部屋の配置を考えたり、防音効果のある建材や足音が発生しにくく伝わりにくい床材を選びましょう。
改修ポイントは、次のような点です。1〜4についての具体的な内容については、住宅改修の方法 1〜5をご覧ください。
- 手すりの取り付け
- 段差の解消
- 床材の変更
- 扉の取替え
- その他
ここでは、上記改修ポイントの「その他」について見てみましょう。
書斎・ドレッシングコーナー
別の部屋に設けられる場合はいいのですが、1日の時間を寝室で過ごすことが多い方の場合に一角にあった方が落ち着いて自分の時間を持てるかもしれません。
照明
寝たきりの状態で過ごす時間が長い方の場合には、シェード付きのものや間接照明にするなど、直接照明の光源が見えないような工夫が必要です。
和室スペース
高齢の方で和室を希望される方には、部屋の一角に2~3帖程度の畳スペースを床から400~450mmの高さに設けると、椅子や車いすからも乗り移りやすく、来客も腰掛けられるスペースとして活用できます。
- あくまで基本的な改修方法の例ですので、すべてがこのページの方法でよいとは限りません。住宅改修を検討する際には「住まい Q&A」もあわせてご覧ください。
なお、快適な睡眠をとるための寝室でのベッドやマットの選び方や、ベッド上での動きに困っている方は、住宅改修とあわせて「ベッドまわり」のページの商品の紹介や動作を楽に行える方法の紹介をご覧ください。

