出展ブース:住まい » 住宅改修の方法 - Q&A - 関連リンク | 記事リスト

住宅改修の方法 1 玄関・アプローチ

1 玄関|»2 廊下・階段|»3 浴室|»4 トイレ|»5 キッチン|»6 寝室・居室

玄関では、上がりがまちの段差(玄関土間と屋内の仕切りの段差)の上がり降りと靴の脱ぎ履きを安全に行えることを中心に考えます。
また、近所へ出掛けたり友達と会ったり、地域の中で生活している実感を持てるように、住宅内から屋外へ、屋外から道路まで安全でスムーズに移動できる配慮も必要です。

1.手すりの取付

段差の上がり降りの際に安全に動作を行えるように、手すりを取り付けます。縦手すりは、ふらつきを抑えて手で手すりを引っ張る力も利用するために使います。横手すりは、身体のバランスを安定させるために片手や両手を使ってつたいながら段差を超えるために使います。

玄関手すり改修例:
【写真:S邸玄関手すり改修前後】
左が改修前、右が手すり改修後。

2.段差の解消

上がりがまちの段差は、式台(踏み台)を設置して段差を小分けにすると上がり降りがしやすくなります。段差を小分けにする時には、出来るだけ1段の高さを等分にすると動作がしやすく安全です。式台の大きさは足や杖が十分に乗るサイズ(奥行き30cm、幅60cm以上)が適しています。

上がりがまち改修例:
【写真:上がりがまち改修前後】
左が改修前、右が上がりがまち改修後。

階段の段差の上がり降りが難しい場合や、車椅子やシルバーカーなど車輪の付いた用具を使用する場合は、スロープを設置して段差を解消します。しかし、勾配(傾斜角度)が急な角度になる場合は、スロープを設置しても使えない場合がありますので、設置工事をする前に十分検討しましょう。 一般的に1/12~1/15程度の勾配が基本とされていますが、車椅子を自分でこぐ(自走)のか、介助者が押して移動するのか、など条件によっても変わってきますので、事前に試してみるなど十分検討が必要です。

屋外スロープ改修例:
【写真:屋外スロープ改修前後】
左が改修前、右が屋外スロープ改修後。
  • 1/12の勾配とは、5,400mmの距離に対し450mmの高さの傾斜角度。1/15の勾配とは、6,750mmの距離に対し450mmの高さの傾斜角度です。
  • パーキンソン病や腰痛を持つ人など、一部の疾患には、スロープが適さないケースもありますので、ご注意ください。
    • 車椅子を使用する場合などは、段差解消機を設置して段差解消する方法もあります。

3.その他

靴箱の利用

手すりの取り付けが出来ない形状や狭さの玄関の場合、靴箱を止め金具などで頑丈に固定すると手すり代わりとして使える場合もあります。

照明

夜間にも出入りすることを想定すると、玄関・アプローチには特に段差の境目がはっきり分かるような照明の設置が望ましい。市販の足元灯(フットライト)も人感センサー付きで、人が通ったときだけ点灯するタイプのものもあります。

  • あくまで基本的な改修方法の例ですので、すべてがこのページの方法でよいとは限りません。住宅改修を検討する際には「住まい Q&A」もあわせてご覧ください。

1 玄関|»2 廊下・階段|»3 浴室|»4 トイレ|»5 キッチン|»6 寝室・居室