視覚 Q&A(読書編)
文字の読み書きについて、拡大するための道具は多数あります。ルーペ(むし眼鏡)は拡大率が高いものや手持ち式・スタンド式などがあります。ルーペよりも大きな拡大をするには、拡大読書器とよばれる機器を使用します。選定には、「どのような場面で、何を拡大して、何を見たいのか?」によって選ぶ道具が違うので自分にあった道具を選ぶことが必要です。
ルーペ(むし眼鏡)や拡大読書器は、補装具、日常生活用具に指定されていますので、購入前にお住まいの市区町村の役場にお尋ね下さい。
Q1:ルーペ(むし眼鏡)を使って文字の拡大をしたい
A1:読みたい文字の大きさとあなたの視力によって拡大率(ルーペのパワー)を算出します。手持ち式やスタンド式があり、用途や読書姿勢によって選定します。ルーペのほかにも、掛け眼鏡式の弱視眼鏡などをつかって細かい作業をすることもできます。ロービジョンケアを行っている眼科や福祉施設、眼鏡店、視覚障害グッズ取り扱い店などで選定、購入することができます。補装具として申請するときには、市町区村の指定眼科医の意見書が必要です。


Q2:ルーペ(むし眼鏡)より大きな拡大をしたい
A2:拡大読書器と呼ばれる機器を使用し、ルーペよりも大きく拡大をすることができます。読みたいものを読書器のテーブルの上に置き操作します。カラー・白黒・白黒反転することができ、白黒反転では、まぶしさを軽減することができます。拡大読書器を作するには、練習が必要な場合があります。練習次第では拡大読書器を使用して、文字を書いたり、写真を見たり、爪きりやマニュキュアを塗ったりすることもできます。ロービジョンケアを行っている眼科や福祉施設、眼鏡店、視覚障害グッズ取り扱い店などで選定、購入することができます。拡大読書器は、視覚障害者の日常生活用具になっていますので、お住まいの市区町村の役場にお尋ね下さい。


Q2.1:家に拡大読書器を置くようなスペースが無い。据え置き型の拡大までしなくてもよい。
A2.1:据置型の拡大読書器ほどの倍率が必要でなかったり、視野の障害で大きすぎる拡大が必要でない場合は、携帯型の拡大読書器があります。据置型ほどの倍率(14インチテレビ使用時約3倍~50倍)は得られませんが、持ち運びができたり、機種によっては、テレビに接続してさらに大きな倍率を得られるものもあります。ただし、携帯型の拡大読書器を使って文字を書いたりすることは据置型のようにはいきません。ロービジョンケアを行っている眼科や福祉施設、眼鏡店、視覚障害グッズ取り扱い店などで選定、購入することができます。拡大読書器は、視覚障害者の日常生活用具になっていますので、お住まいの市区町村の役場にお尋ね下さい。


Q3:文章を読むときに紙がまぶしかったり、次の行がどこにあるか解らず、枠の中に書けなかったり、線に沿って書くことが難しい
A3:タイポスコープ、罫プレートと呼ばれる道具を使ってまぶしさをとったり、読みやすくしたりします。また読むだけでなく、文字を書くときの定規がわりともなります。視覚障害グッズ取扱店で購入できますが、厚紙など、身近な材料で作る事もできます。
Q4:文字が見えないので文章を読むことができない
A4:ワープロやパソコンでプリントした文字であれば視覚障害者用読書支援機器という機械やパソコンとスキャナを使用して、音声で読上げてくれます。ただし、手書き文章や、新聞などの複雑な段組、写真などが含まれている文章だとうまく読みとってくれない場合もあります。そのほかに、SPコードと呼ばれるバーコードを利用して文章を読上げてくれる装置(視覚障害者活字文書読上げ装置)があります。視覚障害グッズ取り扱い店などで選定、購入することができます。市町村によっては、視覚障害者の日常生活用具の対象となっていますので、お住まいの市区町村の役場にお尋ね下さい。
» 【動画】スピーチオ [音声あり]
»【動画】よむべえ紹介ビデオ [音声あり]
よむべえ紹介ビデオは、ナローバンド環境でご覧の方向けに小サイズの動画もあります。
» 【動画】よむべえ紹介ビデオ(ナローバンド) [音声あり]
Q5:時計の文字盤やカレンダーが見づらくて、時刻や日付を自分の好きなときに確認することができない。
A5:音声式・ハイコントラスト式の時計・カレンダーがあります。音声式は、腕時計・キーホルダー式・置時計式があります。ボタンを押すと時刻を音声で読上げをしてくれます。アラーム機能がついているものもあります。また、置時計式では、室温、湿度、日付を読上げてくれるものもあります。 ハイコントラストの時計は、文字盤が大きく見やすい配色のアナログ式の時計の事です。 価格は、1,000円~15,000円程度です。ロービジョンケアを行っている眼科や福祉施設、視覚障害グッズ取扱店などで選定、購入することができます。市町村によって、視覚障害者の日常生活用具の対象となっていますので、お住まいの市区町村の役場にお尋ね下さい。
Q6:むし眼鏡(ルーペ)をうまく使えない。体勢がつらくて長時間使えない。
A6:ルーペには、倍率によってそれぞれ、見たいものからの距離というものが決まっています。また、正しく持たないと、有効な倍率が得られないばかりか、視野をあわせることが難しく、長時間使えない場合があります。基本的には、目(眼鏡)・ルーペをくっつけて、見たいものを近づける(近づく)必要があります。このような体勢は、息苦しい感じを持つかもしれませんが、そのような時には書見台(ショケンダイ)などを用いて楽な体勢をとるとよいでしょう。書見台は、100円ショップや眼鏡店、視覚障害者グッズ取り扱い業者で販売しています。また、読書補助具のサムシングという商品は、親指に『サムシング』をはめ込み、本の真ん中にその親指を持っていくだけで、安定感が違います。片手にサムシングで本を持ち、もう片方の手で拡大鏡を持てば無理な姿勢にならずに楽に本が読むことができます。サムシングは、東急ハンズなどで販売している他、インターネットでも購入できます。




