知人の紹介で転職をする場合の注意点

コネによる転職のメリットとデメリット


同じように医師として働いている知人や友人、あるいは、業界や職種は異なるけれども、知り合いを介して転職先を紹介してもらう時には、慎重に決断しなければいけません。
こうしたケースでは、通常の医師の転職とは異なる慎重さが求められるでしょう。

その知人との関係性にもよりますが、確かに入職が楽になるというメリットはあります。
紹介されればスムーズに話が進みますし、こちらのことも良いように紹介してくれるでしょうから、お互いに悪い印象や過剰な不安感を持たずに転職することが可能となるはずです。

ただし、入職が楽になる裏には、気を付けなければならないデメリットや注意点が隠れているもの。
知り合いや友人に新たな職場を紹介してもらうことで、通常の転職活動よりも、その病院や診療所のリサーチが疎かになる可能性が高まってしまうでしょう

自ら求人をチェックし企業研究ならぬ病院研究をする際には、どのような医療施設か、どのような医師がおり、どの程度の環境や設備が整っているのか、患者層や症例数等はどのような状況なのかなど、あらゆることをリサーチするはず。

しかし、紹介となると一転、「信頼できる人からの紹介だから大丈夫だろう」と思いがちであり、そうした考えによって調査が入念に行われなければ、入職先を十分に知らないまま転職してしまうかもしれないのです

医師の転職は、入職が楽かどうかで決めるべきではありません。
それを重視すれば、転職後に後悔するリスクは高まる一方であると思っておきましょう。

転職後にもデメリットが生じる可能性あり


知り合いからの紹介で転職を行うと、後悔するリスクが高まるのは上で述べた通りです。
一般的な医師の転職であれば、もし仮に転職に失敗したと感じても、再び別の医療施設へと転職するという選択肢を取ることができます。

しかし、知人や友人など普段から接することのある人からの紹介の場合、もし他へと移りたいと感じたとしても、非常に辞めにくくなるというデメリットが付いて回ることになるでしょう

知人との関係性が深ければ深いほど、この呪縛から逃れることができません。
もし何の相談もなしに勝手に辞めてしまえば、その知り合いのメンツを潰すことになり、その人と紹介先の医療施設との関係性にもヒビが入ってしまう可能性が生じます。

辞めにくくなるということは、我慢をして勤めなければならないことでもあり、それはキャリアにとってマイナスでしかありません
転職することは楽でも、辞めることは困難である、それが知人の紹介で転職する際に押さえておきたい注意点となります。

慎重に決断してください。
コネがあったとしても、誰かに転職先を紹介されたとしても、その病院なり診療所なりを慎重に調べ上げ、自身で納得した上で転職しなければいけません。